«9周期目 プラノバール11日目»

昨日のような脱力感はない。
あれはなんだったんだ？
てっきり、アモキサンの副作用かと思ったんだけど。
体調はそこそこ。
薬の副作用で眠気はあるものの、起きていられないほどではない。
精神面は複雑。
良いのか悪いのか･･･。
死にたい気もするし、死にたくないような気もするし、
どっちとも言えない感じ。
絶望があるかな･･･。
やっぱり苦しまなきゃいけないんだって言う絶望。
見て見ぬ振りをしても、痛みに飛び込んで治療を始めても、
どっちにしても待っているのは苦しみで。
どう足掻いても苦しみからは逃れられないんだって言う絶望がある。
今でさえ苦しいのに、まだ苦しまなきゃいけないんだから。
痛みを放置するのも、痛みと向き合うのも苦しい。
私はどっちを選べば良いのか･･･。






話は変わって。
昨日、久々に親友から電話が来た。
もうずっと連絡を取っていなかったんだけど、
最近の事とか色々話したら、
じゃあこれから毎日電話するから！
生きてるかどうか確認するからね！と言われ、
さっそく今日も掛かってきた。
彼女は気を遣わずに接する事が出来る唯一の人と言ってもいい。
私のは女兄弟が居ないから感じは分からないけど、
それに似た感覚かもしれない。

彼女と話し始めたら、あれだけ重かった心が嘘のように軽くなった。
冗談を言い合ったり、からかったり、笑ったり。
そんな会話は久しぶりだと思った。
私、ずっと人と話してなかったんだなあって思った。
実家から戻ってきてもう1ヶ月。
この1ヶ月で誰と話しただろう。
他人と話したのはこの1ヶ月でわずか1,2時間程度だ。
ホント、こもりっきりの生活をしてるんだなー、私。
でもね、今の私はもう新しい人間関係を作れないんだ。

最初はまだいい。
関わりが深くなれば深くなるほど、怖くなっていく。
その人と話すのが怖くなっていく。
本当の自分を知られるのが怖くて、
知られて避けられるのが怖くて、
自分から先に遠ざかろうとしてしまう。
いつ捨てられるか分からない。
だから、先に捨てようとしてしまうんだ。
本当の私を知って捨てない人はいないから。
本当の私を知ったら皆捨てるから。


そんな風になってしまった。
人を信じられないのだから、人間関係なんて築けるわけもない。

痛みを放置したままなら、人を信じる事も出来ないままだろう。




私は、どうしたら良いんだろう。