«NO TITLE»

どれくらい起きていられるんだろう

私は寝たら文句を言われるんだ

どうせ寝かせてはもらえないから

寝ないでずっと起きていようと思う

何日くらいなら起きていられるかな

寝不足で死なないって言うじゃない

だからきっと寝なくても生きていけるんだよ


あれ、矛盾してるね

私、死にたかったんじゃないの？





寝ないよ

寝たら怒られるもん

寝てもすぐに起こされるもん

寝ないよ

それで良いんでしょ？

«NO TITLE»

眠らないのは
何かに対する復讐

眠れないんじゃない
眠らないんだ




もう良いんだよ
もう良いんだ



ボロボロに壊れればいい
元に戻れないくらい壊れればいい



生まれてごめんなさい
生きていてごめんなさい




これも復讐
本当は殺したかった
そういったアイツへの復讐











ちっとも復讐になってないけど
だってアイツは自分の事しか見てないんだもの






アイツもアイツも
自分のことだけで私がどうなろうと構わないんだ










私も同じだけどね

«NO TITLE»

私の存在自体が目障りなんです


心配しないでいいよ
死ぬ時は一人でいくから

子どもを道連れになんてしないから



なんて、死ねないくせに



殺さないで生かしてやったんだ感謝しろ

ねえ楽しい？
そう言いたかったから私を産んだの？
自分の子どもが苦しんでる姿を見て、
自分を慰めたかった？
もっと不幸な人間が居るって、そう慰めたかった？


似たような人生だもんね
私が不幸になればなるほど
自分を慰める事が出来るもんね




自傷は麻薬
一度してしまったら止まらない
良いんだよもう
傷だらけの左腕を今更守って何になる


戒めと復讐


左腕は自分自身、
それから、復讐をしたい人間
腕を傷つけて、自分を戒め、
腕を傷つけて、復讐する




鮮やかな紅は心を落ち着かせる
うそ
本当はどす黒い紅




もう昔みたいに切れないね
意気地なしになったんだ




ねぇ、子どもに向かうよりはマシでしょ？
子どもが可哀想じゃなければ
私がどうなろうと構わないんでしょ？





静かに復讐をする



最大の復讐は死
いつか思い知らせてやる

«NO TITLE»

眠かった
だから、眠いと言って1時間半くらい寝た


たった一度だけなのに

俺だって眠いのを我慢して起きて
休ませてあげたんだ

そう言われた

私が眠いと言って寝てしまったために
夫は起きていなきゃいけなくなった
私が我儘を言ったせいで夫に負担を強いてしまった


たった一度
息子が生まれてから、眠いのをずっと我慢して
夫を休ませる方が大事だから、
自分が眠いのは我慢して、夫の睡眠を優先してきたのに、

たった一度
自分の睡眠を優先しただけで


俺だって　　と言われた





もう頼らない
そんな言葉聞きたくないから
もう二度と頼らない






生まれてからずっと、
ううん、きっと生まれる前からずっと


そう言われ続けているから




産んでやったんだ
育ててやったんだ
離婚せずに居てやってるんだ



あんたのせいで

仕方なくやってやってるんだ


そう言われ続けたから、
もう二度とそんな言葉は聞きたくない




だから、もう頼らない

«NO TITLE»

それじゃ子どもが可哀想だ


夫が何度か言った言葉。
可哀想なのは子ども。
私はどうでも良いんだね。


親だから。

心を凍りつかせて
何も感じないようにしなきゃいけない。

親だから。

辛いとか苦しいとか、
そう思っちゃいけない。

そういうのこぼしたら、子どもが可哀想だから。



親だから。
何があっても頑張らなきゃいけない。
どんなに辛くても頑張らなきゃいけない。

親だから。
休む事は許されない。
諦める事も許されない。

親だから。




弱音は絶対に吐いちゃいけない。


親だから。





親になるって辛い事なんだね。